釵(サイ)

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本日は『釵』。サイと読みます。
この漢字は元来「カンザシ」の意味で、カンザシに似ている事から流用されたとの説があります。
写真はこれまた私物の一本。
 
写真の釵は、今は珍しい真鍮製です。
写真だと解らないかも知れないけど、刀傷や、曲がったのを叩いて直した痕などがある、年代物。
台湾の道場にお邪魔した時、そこの先生がお持ちでした。
武器を譲って下さるという事でしたので、「どうせならこれが欲しい」と言いましたら、
先生が「これは祖父からのモノだからやれない」って言いながら、大切そうに振っておられましたが、突然、
「よし、やる。その代わりまた習いに来い」
と譲って下さいました。
そんな思い出の品。
 
思い出といえば・・・その時、日本の空港で・・・ああ、返す返すも無念。
って、これについてはいつかまた改めて書きましょう。←ネタを稼いでるのか?そうなのか?
 
サイの遣い方は、日本の十手と似ています。
十手は叉が細くて、あそこに日本刀がスポッと、ほんとスポッと入っちゃう。
心眼流の老師匠が得意で、何度刀を奪われたか(笑)。←70代に刀を奪われる30代(笑)。
 
サイは十手と比べると叉が広いですよね。棒とか入る。
多分、YouTubeとかに使用法の動画あるんじゃないかと思うので、興味おありの方はそちらを。